
2005年8月24日東京で起きた事故について遠くで雷の音が聞こえる。でも、空は晴れている。だんだん雷が近づいて来ているのがちょっと気になる、そんなときに起きた事故である.
2005年8月24日午後1時20分ごろ。
東京都江戸川区北小岩にある江戸川河川敷で、高校生の軟式野球の試合が行われていた。
そして、前に書いたとおり、雷の音が聞こえる。でも、空は晴れている。ちょっと気になる。
大会の役員は安全のため、それまで使っていた金属バットの使用をやめ、木製のバットに切り替えた。
そんな矢先に、「バシッ」という音がして、野球場に落雷した。落ちたのは2塁ベースからライト方向へ10mほどのところだった。ライトを守っていた生徒と二塁塁審をしていた生徒が感電した。落雷地点から、少し離れていたので、幸い2人とも軽症だった。
雷鳴が聞こえる。ある程度、雷からの距離があり、天気もよい。それでも、運動場・河川敷・ゴルフ場・海辺など開けた場所では、雷鳴が聞こえるのであれば、落雷の恐れがあるという実例である。
雷鳴に不安を感じたのが事実であるならば、結果としては、安全を考えて試合を中断し、避難するのがベストであったといえる。しかし、一般的な経験からは、そこまでの判断ができなかったことはやむを得ないところかもしれない。
大会関係者には、十分な情報、経験がなかったのではないか。
ただ、本サイトで、繰り返し書いているが、開けた場所では、雷鳴が聞こえる距離は危険だということである。幸い大事に至らなかったので、このことを教訓とし、今後は避難の判断を間違えないようにしたいものである。
また、雷が金属製品に落ちやすいという昔からの考えは、正しくない。木製品であれ、金属製品であれ、突起状のものに落ちやすく、平面に対し、突き出したものはすべて危険である。つまり、金属のバットを木のバットに替えても、雷対策とはならなかったのである。このような誤った理解も早く取り除かなければ、事故を防ぐことはなかなかできない。幸い、このときは立ってる生徒や、生徒が持っていたバットに落雷せず、地面に落ちたので、軽症ですんだということである。