
海辺の砂浜で、遊んでいるとき落雷の危険があったら、
逃げ場がない場合は、水から上がってまず伏せること。(素足の場合)靴を履いているなら、かがんで身を低くする。
できるだけ防砂林などの4m以上の木立の近くで、なおかつ、木から適切な距離はなれたところへ避難します。この詳細は、山やキャンプ場での避難のところを確認してください。
海の上での避難は、海辺での避難より難しいです。
海上にある船は平地の中の木立と同じような突起で、雷の格好な標的となります。大きな船の場合は、すべてそれなりの設備をもっっていますので、建物の中に居るときと同様と考えればいいのですが、小型の漁船やプレジャーボート、ヨットは十分注意することが必要です。
船への落雷と同様サーファーへの落雷事故もありますので、サーフィン、ウインドサーフィンをされる方は、十分注意してください。船やサーフィンの場合、陸上と違って、避難する場合も動きが極めて遅いのが特徴です。港まで帰らなくてはならないとなると、時間がかなり必要です。そのため、雷から逃げようにも、逃げる場所がないという恐れがあります。地元の漁師たちが引き上げるときは、雷に限らず、いろいろな危険が考えられますので、早めに避難することが大切です。海の事故は、地元の人ではなく、よそから来た人がかなり多いのが特徴です。地域特有の危険がわからないのです。
漁師たちは、あそこに雲が起こると、雨になる、嵐になるなど、長年の経験でその地域特有の情報をもとに、早めに気象の変化を判断します。よそから来た人は、危険予知できない上、「たまの休み」を無駄にできないと、無理をしてしまうことが多いのです。
また、田舎の人は、よそから来た人になかなか話しかけることができません。親しくなると、「そこはアブネーぞ」などと教えてくれます。けれども、親しくなっていないと、あぶないとわかっていても、じっと見ているだけです。こころの中で、「あそこはあぶないのになあ」と心配し、気をもんでいるだけなのです。
さて、雷に戻って、船、ヨットへの落雷事故は、狭い空間で起こるために、非常に危険です。体を低く、エンジンや操舵機器、またマストやアンテナなどの突起から離れること、特に、ヨットの場合、可能なら帆を降ろすこと、巻いてしまうことです。帆をはっていると、支えのロープなどが張り巡らされ、落雷の電流が思わぬところへ流れる可能性があります。安全な範囲が狭くなるからです。本来、ヨットには避雷針が必要です。
サーファー、ウインドサーフィンをしている人に落雷があると、周囲の海中に雷電流が流れます。海水は電気をよく通すことを思い起こしてください。周囲ほぼ20mは危険です。感電しておぼれる危険があります。できるだけはやく岸にあがり、避難してださい。海中では動きが鈍いので、早めに避難しないといけません。海面に落雷があって、周囲で泳いでいた人が感電したという事故が何件もあります。雷の直撃を受けなくても、落雷の電流で感電すると、人は口から泡を吹いて、痙攣します。体の自由がきかなくなるため、海水を飲んで、おぼれてしまいます。また恐怖心、ショックからパニックに陥ります。陸上よりも危険が大きいわけです。近くの人が助けてくれなければ、命を落とすことになりかねません。