
太古から、人は夜空を眺め、そこにいろいろなロマンを感じてきました。人工衛星が普通のことになり、望遠鏡で眺めるだけでなく、人工衛星による惑星探査さえも可能になり、少なくとも太陽系の惑星については、ロマンではなく、直接的な科学の対象になってきました。もちろん、天文学が科学ではないような意味ではありません。
惑星の大気の様子も具体的にわかるようになり、天候さえも調べることが可能な時代になってきたのです。
雷は発光をともない、同時に特有の電磁波を発生するので、人工衛星(惑星探査衛星)に搭載した光センサーや電磁はセンサーで直接的に観測することができるようになりました。
現在は、水星から天王星まで衛星が送られていますので、さまざまな観測情報が知られています。その結果、金星、木星、土星、天王星には、雷が発生している可能性があると考えられています。
中でも金星は、もっとも身近な惑星であり、多くの探査衛星が送られています。金星は大きさも地球とほぼ同じ。表面は固体で、大気の状態も地球にもっとも近い、地球に起こることが一番起こりそうな惑星です。 また実際に放電によると考えられる電磁波が観測さ、発光も観測されています。しかし、観測された現象が雷によるものか、他の原因によるものか確認するには、いまのところ、まだいたっていません。 金星は地球の100倍の大気圧があり、火花放電はしにくいので、他の原因によるものかも知れない。
木星は半径が地球の11倍という太陽系最大の惑星である。木星には固体表面はない。大気は水素が90%。木星では、地球で雷が発する特有の周波数の電磁波(ホイッスラー放電)と同じ周波数分布を持つ電磁波が認められ、発生源の発光も観測されている。
雷が原因と推測される電磁波が観測されているが、発光の確認はされていない。今のところの情報からは、雷について断定できる段階にはなっていないが、近い将来、もっと正確な情報を手にすることができるに違いない。いままでの観測結果は、期待を抱かせる内容でもあります。 科学者でない人たちは、ここでふたたび、ロマンの世界に戻って、いろいろと空想を膨らませるに違いない。